< 西洋医学と東洋医学 >

西洋医学と東洋医学

 

今回は西洋と東洋で書いてみました。

 

医学にはこの二つに大きく分けられます。

 

ハイテクや最先端に代表されるように、どちらかというと西洋医学が

幅を利かしているように感じます。

 

歯科はコテコテの西洋医学になるのではないでしょうか。

 

顕微鏡(マイクロスコープ)だったり

 

インプラントだったり。

 

確かに、

西洋医学は大けがをした時の手術や脳卒中や心筋梗塞などへの素早い対応

など、原因の元と実際に症状が起きている場所が同じの時に

大きな効力を発揮しています。

 

もちろん、歯科でも同じようなアプローチが主流ですが、医科と同じようにはいきません。

 

それは、歯は身体の外、歯の根っこは身体の内にまたがっているため、

細菌がたくさんいる環境にさらされています。(ゼロにはできない)

 

虫歯の治療は、歯の中=身体の外側の治療 なので細菌に感染した所は

すべて削りとってしまいます。

 

また、

歯周病の治療は、歯ぐき=身体の外と内の間の治療 なので、細菌はすべて取り除けません。

よって、

細菌の数を減らしたり、清潔を保つような対症療法に近いことをしています。

 

確かに、材料や器材はものすごく進歩していますが、治療方法の基本的な事は

ほぼ変わっていません。

 

現在は西洋医学全盛期?の時代かもしれませんが、ものの本質を見失って

しまうといけないのでコップの写真で例えてみたいと思います。

 

症状が出ている場所がコップの表面だとします。

しかし、原因は青色の楕円形の部分であった場合、西洋医学はお手上げになってしまします。

 

原因と結果が離れている時には別の考えがいるのではないでしょうか?

 

代表的なものは歯ぎしりやかみしめだと思います。

 

この力はとても強いので、これらにうまく付き合わないと

この虫歯や歯周病の細菌をなるべく取り除いても歯を長持ちする事はできないと思います。

 

では、これらはどこからくるのでしょう。

 

歯科での対策として、

ストレスのコントロールをしましょうとか

マウスピースで防ぎましょうとか

がよく言われる事です。

 

これらで対応できる人はいいと思います。

 

マウスピースは西洋医学的な要素ですね。

 

ストレスの付き合い方は難しい。

 

私は実際にマウスピースを自分でいれてみた事がありますが、逆効果で

さらに噛みしめてしまいましてダメでした。

私みたいなケースは西洋医学のみではお手上げって事です。

では、東洋医学からみたらどうでしょうか?

 

東洋医学は石原結實先生や福田稔先生の書籍などから、身体の症状は

 

自律神経のバランスの影響が関係していると思います。

 

これは、

現代の情報社会のため、選択肢が多く悩み易い環境、

西洋薬の安易な服用によって、自律神経のバランスが緊張状態に傾いている事、

ストレス社会と言われているようにストレスの負荷が多くなっている事、

 

などによって身体が対応しきれていないのではないでしょうか。

 

ずっと緊張状態が続きやすい環境では異常をきてしてしまうので、それを軽減する

防御反応として

歯ぎしりやかみしめがあるのだと思います。(身体は治す力がある)

 

 

偏頭痛とかも、咬む筋肉を使いすぎで筋肉痛になっているととらえる事ができる

という事です。

 

もちろん、虫歯や歯周病にも関わっています。(これは後日)

 

コップの話に戻すと、真正面からのアプローチが、西洋医学なら、コップの裏側に回ってみた方が

早く解決するのでは。

 

西洋医学一辺倒ではコップは割れてしまいます。

(健康からは離れてしまうし、身体を壊して、難病が増える)

 

このように、

歯ぎしりやかみしめの例だけでしたが、西洋だけでは不十分なので、東洋の力も借りる時代にきていると私は思います。