お砂糖の話

お砂糖(ショ糖)の話

「甘いものを控えましょう!」と歯医者さんなどで良く耳にするかと思います。
しかし、甘いものっていろいろあるのでどれを指しますかわからないって
先日、お子様の親御さんから質問がありました。
なのでこの機会に、砂糖と清涼飲料水についてのせてみました。

成分:スクラロース
・精製されているので自然界には存在しない。
・また食品成分表では炭水化物99.2%でほとんど糖質になります。
(さつまいもでも30%ぐらい)
・例えば、サトウキビからつくる黒砂糖と比較すると、こちらはミネラル、ビタミンが
含まれていますのでとても純度が高いともいえます。

「お腹がいっぱい」になる事は最高お幸せなので
空腹を満たすには糖質をとるのが一番手っ取り早いのでお砂糖の多く含まれて
いるものはうってつけといえるでしょう。

また赤ちゃんの頃には母乳を飲んでいます。
母乳には乳糖が含まれていますのでその頃から「甘味」は安全とわかっています。

逆に「苦味」、「酸味」は本能的にさけてしまう。
酢の物やピーマンなどの野菜がお好きなお子さんはあまりいないのではないでしょうか。

《清涼飲料水のお話》

・異性化糖が含まれています。
・工場で作られたもので「ブドウ糖果糖液糖」とかの表示がしてあります。
・簡単いうと果物の中の甘味成分と砂糖を混ぜたもの

歯科医の立場として清涼飲料水は緊急の時(脱水症状など)以外はほとんど必要ないと
思います。
特に清涼飲料水はキンキンに冷えたものが美味しはずです。
冷たいものは「甘味」を感じにくいですが、
ぬるい清涼飲料水はどのような味がするか想像してみて下さい。
恐らく、甘過ぎて飲めないと思います。

また、清涼飲料水は液体なので噛む事がないので満腹中枢が刺激されないので
いくらでも入ります。
(噛む事はヒスタミンを放出して食欲を抑える)
冷蔵庫に入っていると小さいお子さんは判断できないので水分を補給するには
飲み過ぎてしまいご飯が食べられなくなります。

お砂糖と異性化糖は「甘味」100%っていっても過言ではありません。
先ほどの「お腹いっぱい」は幸福感が得やすいのでやめられにくくなります。
専門家は「第4の麻薬」と呼ぶ方もいて、依存してしまうと精神的に影響を
受けると忠告しています。
大人は選択できますがお子さんは食事を選べません。

 

小さい時から「甘味」が簡単に手に入る時代ですが、それらを与えるのは
どなたでしょうか?
周りの方々が環境を整えてあげるが健康に繋がるのではと思います。