小児の虫歯予防のその1,2では虫歯に特になりやすい所にスポットをあてました。
しかし、お口の中は様々で、食生活習慣などに影響をうけますので他の部位にも虫歯ができてしまう事が
あります。
また、今のお子様は顎が小さい方が多いために大人の歯が出てくるスペースが少ないので
矯正治療をしていて方もいますのでその装置の周りにも注意が必要です。
ここで今回は、
矯正のブラッケット( 下図のようなワイヤーをひっかけるために歯につける材料 )の周囲 、
歯と歯が重なっている場合( 叢生 ) や
初期むし歯(C0)にも
使用できるものをご紹介します。
PSGバリアコート(松風)
< 特徴 >
○ フッ化物イオンリリース&リチャージ能
歯の再石灰化を促すフッ化物イオンを出すだけでなく、取り込むこともできる
○ 抗プラーク付着性
プラークが付きにくくなる
○ 酸中和能の発現
食べ物によって酸性に傾くのを防いでくれる
※ これは光で固めると透明になります。
当院のお子様や小学校の歯科検診で、おそらくスナック菓子や清涼飲料水などが多い食生活をしていると
上の前歯の唇側に虫歯をつくってしまう事が多いと感じています。
この場合、初期虫歯(C0)の段階であればPSGバリアコートを塗布する事によってこれ以上、虫歯が
進行するのを防いでくれる手助けになると考えています。
こちらの製品は松風という会社のGiomer(ジャイオマー)のものになります。
ご興味がありましたら、詳しくはこちらをご覧ください。