< 治療終了後の視点について >
まず、人の行動は価値観の優先順位で決まります。
これは人間行動学の世界的権威のDr・ジョン・F・ディマティーニの
「 13個の質問に答える価値観のワーク 」がとてもシンプルでわかりやすい
と思います。
(ご興味のある方は検索してみてください)
https://www.forestpub.co.jp/lesson/
例えば、価値観は下の図のように表せるのではないでしょうか?
上から自分にとって価値の高いもの、最も下に一番価値が低いものを表しています。
優先順位は人によって様々なので4つだけあげてみました。(家族、仕事、食事、歯科)
歯科治療とからめた内容なので今回は歯科をこの項目にいれています。
中には、お子さん、友人、部屋の清掃、好きな物を飲む(アルコールなど)、睡眠、読書、
お金を稼ぐ などいろいろありますし、家族と仕事は逆かもしれません。
まずは来院される前には
< 患者様の心理として >
○ 普段は口腔内を意識していない(これが理想)
○ 歯科は怖い
○ 痛いのは苦手
など心のブロックがあります。
ですが、だんだんと症状がでてきますと
このようになり、歯科医院に来院するきっかけになります。
(心が限界を超えた状態)
補足ですが、患者さんの問診でしっかりおさえないといけないポイントでしょうか?
歯科治療がひと段落しますと患者さんの心理として3タイプに分かれます。
赤の価値観であれば、治療をうけた後の良い口腔環境という貯金は6か月ぐらいで
使い果たしてしまいます。( 歯周病の治療終了後に御無沙汰の方 )
黄色の価値観であれば、現状は維持できますが身体の抵抗力などに左右されるかと思います。
( 身体の調子、過度のストレスなど全身からの影響を受けます。 )
緑の価値観は理想ですが、ずっと維持するのはとても大変です。
当院の患者様でもいらっしゃいますが、ブラッシングがオーバーにならないに注意
が必要なことがあります。
生活する上で口腔内への関心はずっと上位の価値観にはないかもしれませんが、
私の仕事の役割は緑から黄色の範囲内への価値観の変化・継続のお手伝いをする事だと
思っています。
また、患者様個人の力だけでは取り出してみえる所ではないので1~3か月の間隔で
メンテナンスを継続してしまうのが一番、楽ではないかと
お話しをさせていただいています。