むし歯の予防について

《むし歯の予防について》

予防についてブラッシングの話だと実際にみないとわからないので
普段できる事を書きます。

まず、むし歯の成り立ちはプラーク(歯垢)が食べ物から栄養をとって酸をだします。
お口の中はほぼ中性でだいたいPH5.6前後で溶けてしまいますので、これ以下の
PHの状態が続くと脱灰されてむし歯なってしまいます。

このままだと歯は溶けっぱなしになりますが、実際はそうなりません。
むし歯の対抗としてその後、唾液が緩衝してくれて元に戻ります。
有名な実験では40分ぐらいですね。(ステファンカーブと呼ばれます。)

細菌によって酸性に傾いても、なるべく早く中性に戻してあげれはいいのでは
ないでしょうか。
なのでPHをコントロールしましょう。
それは唾液をたくさん増やす事ですね。
酸性に傾いてしまった環境を唾液量で緩衝のスピードをあげる感じです。
昔から「ご飯はよく噛んで食べましょう」,「一口30回」は理にかなって
いると思います。

海外では食後にPHをコントロールするタブレットがあるそうですが、ガムを噛んで
もいいと思います。

またもう一つ、唾液を出す事は口臭予防にも効果があります。
東大阪の口臭を専門にしている、本田俊一先生の書籍にもそのように書かれています。

「長生きする人は唾液が多い」(フォレスト出版)

話はそれますが、口臭でお悩みかたにはご覧になって下さい。