私は大学卒業後、主に総入れ歯を専門とする医局に入りました。
そこでベテランの先生のグループの中に入り勉強して参りました。
総入れ歯の患者様は型取り、模型作り、かみ合わせの装置、人工歯の並び、入れ歯の作成まで自分の手で行い治療に取り組みました。
簡単に言いますと材料以外すべて手作りです。
むし歯の治療と大きく違う点はお口の中の粘膜は見た目は同じでも場所によって違う所と動く所です。
かむ力をかけれる所とダメな所もあれば、お口の中にも筋肉があるので大きさを間違えてもいけません。
また、かむ高さや歯の位置もお口にマッチしないと良い結果は生まれません。
「入れ歯が合わなくてがまんできない」
「つくったけれどポケットに入れてます」
「人前に出る時だけつけてます」
このようなお声をよく聞きます。
患者様の健康を支える歯の代用品のこのような大きなお悩みをご一緒に考えられたらと思います。