< 歯ぐきと歯周病 >
40歳以上の80%がかかっているといわれている歯周病
ですが、実際に、ご自身の口腔内がどのようになって
いるかわからない方が多いのではないでしょうか。
今回は基本的な歯ぐきと歯周病についてのせてみたいと思います。
まず、歯ぐきはてっぺんを境目にして
歯肉縁上と縁下という様に分けてられています。
私が思うに、
みなさんが普段 “ 定期健診 ” や “ 歯石をとってください ” と
おっしゃっている患者様の多くは 歯肉の縁上の歯石や歯垢をきれいにされている事
が多いように感じます。 ( 青色から上 )
しかし、実際には、歯ぐきの深い所( 縁下 )にも歯石や歯垢がついているため、
歯ぐきの上か下でアプローチの仕方を変える必要があると思っています。
では、どこからが健康な歯肉でどこからが歯周病になるのでしょうか?
歯ぐきの深さをはかるプロ-ブというもので歯ぐきのてっぺんからどのくらい入るかが、
簡単な基準になります。
< 健康な歯肉 >
○ 歯ぐきの深さ2mm以内
○ 出血がない
< 歯周病にかかっている >
○ 歯ぐきの深さ3mm以上
○ 歯の根の周りに汚れがついている
○ 出血あり
○ 骨が溶ける
もちろん、歯ぐきの深さは歯並びや傾きによって2mm以上の場合もあります。
また、歯ぐきの中に汚れ(歯石)がついていなく、出血もない場合であれば、たとえば4mm
でもそこまでの心配はいらないと思います。
歯周病は自覚症状がでにくいため、グラグラしてきて食事がしずらくなってから気づかれる方
も多いのでご参考にして下さい。