お医者さんの仕事とは?
おととし、京都に所用でいった時の事、
ある方にお医者さんの仕事はなんだと思いますか? と聞かれ
人を治す事だと答えました。
ですが、その方は、人に病気の名前をつけてあげる(診断する)事だとおっしゃっていました。
その時はピンときませんでしたが、今ならその意味がわかります。
病気とは
読んで字のごとく、 “ 気を病んでいる ”
状態なので、病んでいる状態が整えば元に戻ります。
故人ですが、福田稔先生という方も “ 人は治るようにできている ”とおっしゃっているように、
気とは血液のめぐりのなので、血の滞っている場所を流れるようにしてあげれば、
良くなるのではないでしょうか。
病気を治すのはその人自身。
血液中の赤血球が酸素を運搬しているので、血の循環が悪い所は酸素がいきわたりません。
酸素がなければ、エネルギーができないので、
そのためその部分が病気になってしまうと思います。
そして、病気なった所に診断名がつくという感じですね。
歯科の世界であげてみると、慢性根尖性歯周炎とか歯髄炎など漢字がならびます。
また、インプラントもインプラント周囲炎というものがあります。
歯は身体の中と違い、
○ 硬い
○ 歯髄(神経や血管)との距離があるので、免疫力が弱い
○ 食べる
があり、特殊な環境です。
診断するだけなら、京都のおはなしで終わってしまうので、
歯周病の治療にからめようと思います。
口腔内の血の巡りをよくするためには、よく咬めるようにがポイントです。
咬む事で
○ 唾液
○ 歯を支える歯槽骨に刺激を与える
をうながして身体の内側の力を強化しましょう。
歯ごたえのあるものは少なくなっていたり、良く咬むのは大変なので、
簡単な方法として、大好物を召し上がってみてはいかがですか。
理想はよだれがでるくらい好きなものです。(※ 砂糖の多いものはダメ )
歯周病は
治療により細菌数を減らして清潔にする事 (悪さしないようにする)
咬むことで身体の内側から強化する事 (免疫力を高める)
必要があると思います。
もちろん、虫歯も内と外を考えて、治療にあたっています。
薬を飲むのもそうですけど、外側から補うのは限界があるのではないでしょうか。
結局はその方の体力でもつかどうか(がんの治療など)や
歯ならどのくらい削らないでできるかどうか
になってしまいます。
どちらかひとつでも一輪車にのるようなもので、両方を使えば自転車(二輪車)になって
そのほうが、バランスもいいので、長く乗れるのではないでしょうか。
結果的にその方の健康が維持しやすいと思います。