神経の治療について <6>(問題点③)

神経の治療について <6>

③ 歯は食事をする器官、上下の歯が接触する

 

これは当たり前のことですね。

 

つまり、咬む力がかかります。

 

だいたい、一日3食の食事で、トータル20分、力は10~15kgぐらいになります。

 

正直、このぐらいの力ではあまりトラブルはないかもしれません。

 

問題を引き起こすもので、実際の生活ではもう一つ歯にかかる力があります。

 

これもよく聞くと思いますが、歯ぎしりやかみしめ、最近では歯牙接触癖(tooth contacting Habit)

とよばれるものであります。

 

歯ぎしりはギリギリ音がなってわかりやすいですが、かみしめは音がならず、TCHに関しては上下の歯がふれている感じなので一番わかりにくいのではないでしょうか。

 

ごれらは口を閉じる筋肉をずっと使っている状態なので、筋肉痛になります。

また、上下の歯がふれて力がかかり、顎はずっとりラックスできません。

 

結果として、

 

筋肉痛で 頭痛

歯がくたびれて 知覚過敏

顎がくたびれて 顎関節症 に

 

なります。

 

歯ぎしりやかみしめなどは (総称でブラキシズム)前のブログに書いてありますので

そちらを参照して下さい。

ブラキシズムについて

 

私は自律神経のバランスがうまくいっていないためこのような習慣が多くなって

いると考えています。

 

話を戻しますと、このような力が毎日かかるので、歯には大きな負担がかかります。

 

神経の治療は、家を建てる例えで

 

基礎工事 にあたります。

 

上の部分の被せ物や詰め物が 屋根にあたります。

 

口腔内で “ 咬む ”という事は 家 と 家 どうしがぶっかっていることでは

ないでしょうか?

 

神経の治療はどうしても 悪い所をとるため なにも触らない状態には勝てません。

 

また、屋根にあたる部分の素材の固さや高さの調整によって影響を受けます。

 

屋根の部分だけ壊れれば、修理がききますが、基礎の部分が壊れたらどうでしょう。

 

このようなことから、基礎の部分の歯の根が割れてしまう事がとても多いのです。

 

③についてはこのように考えています。

 

 

次回は実際にどのような事が起きているかについて。